2023年8月上旬に2泊3日の家族旅行(大人2名、子ども2名)で利用した 共立リゾート の京都 嵐山温泉 花伝抄 のレビューです。私も初めて行ったので、分からないことが多かったので、これから利用する方に参考になるような情報を発信したいと思います。
京都 嵐山温泉 花伝抄とは
基本情報
住所 | 〒616-0003 京都府京都市西京区嵐山西一川町5-4 |
TEL | 075-863-0489 |
客室数 | 105室 |
湯 処 | 大湯屋男女別2箇所・貸切湯屋5箇所(無料) |
食事処 | 1か所 |
館内設備 | 浴衣処、土産処、枕処(枕のお貸出) |
駐車場 | 敷地内:27台 契約駐車場:20台 ※有料 1泊/1台 1,000円(身障者用2台を含む) ※2023年9月1日 ご宿泊分より駐車料金を頂戴いたします。 |
外観

花伝抄までのアクセス
以下のような案内図が公式ホームページに出ています。私は、当初京都駅から乗換なしでいけるJR嵯峨野線で行こうかと思っていたのですが、振り返ってみれば阪急嵐山線で行って良かったと思います。JR嵯峨嵐山駅から花伝抄までは結構歩きます。20分以上は歩いたと思います。嵐山のメインストリートにはお店もたくさんあって、それらを眺めながら歩くのはとても楽しいことなのですが、夏のとても暑い時期に子どもを連れていましたし、大きな荷物を持っていては身動きがとれません。意外と渡月橋から花伝抄までもまあまあ距離を感じます。道も狭いです。それと比較して、阪急嵐山駅は花伝抄の目の前ですので、迷うこと無くすぐに宿に到着することができます。
とにかくまずは阪急嵐山駅から花伝抄に行って、荷物をおいてから嵐山のメインストリートに繰り出すのが私のオススメですね。

チェックインと夕食の予約
私は、旅行初日の11時過ぎに花伝抄に到着しました。チェックインにはまだ早いのですが、事前に電話で荷物を預けられることを確認していたため、まずは荷物を花伝抄に預けることにしました。
この時点ではチェックインはできないのですが、事前の受付と夕食の予約をすることができました。
夕食は2部制になっていて、17:30開始と20:00開始に分かれています。夕方までゆっくり遊びたいけど、子どもたちがいると、20:00まで食事を待てないという方は、チェックインが遅くなると夕食が第2部に回されてしまって、夕食が遅れてしまうのが気がかりではないでしょうか。私は、それがとても気になっていたのですが、荷物を預ける段階で、夕食の予約ができたので、とてもありがたかったです。
荷物は預かってもらえるだけではなく、部屋まで持って行ってもらえます。チェックイン後に部屋に行けば、部屋に荷物があるので、とても楽をさせてもらいました。
また、チェックインですが、15:00少し前から始めてくれていました。我々が宿に戻ってきたのが15:00の10分前くらいだったのですが、チェックインを受け付けてくれて鍵もそのときに受け取れました。
浴衣処「単衣」の貸出

チェックインを少し早めに済ませることができましたが、浴衣の貸し出しは15:00開始ということで、こちらは少し早く借りるということはできませんでした。我々家族は、チェックインして温泉にはいり、そこから浴衣を選びましたが、他の宿泊客のみなさんは、チェックインして、すぐに浴衣を借りていました。
花伝抄では、館内は土足で入ることはできません。1階のフロントの付近に下駄箱があって、チェックイン時に渡される部屋の鍵といっしょに下駄箱の鍵も渡されて、そこで下足を脱いで部屋に行くことになります。基本的には裸足か靴下で館内を移動することになります。
その下駄箱の横の部屋が浴衣処となっており、他の宿泊客のみなさんは、チェックインして下駄箱に下足を置いて、そのまま浴衣を選んでいる方が多かったように見えました。数に限りはあるというものの、それなりの数がありますから、人気の色は早めに無くなってしまうのでしょうけれども、全く無くなってしまうということもないように見えました。
部屋
我々家族が宿泊したのは、【京和風】和洋室/30㎡でした。

我々は4人家族なので、2人はベッドで2人は和室に布団を敷いて寝ることになります。我々は、チェックインして早々に温泉に行きましたので、浴衣や作務衣になって部屋で食事までくつろいでいましたが、さっさと布団を敷いてしまうこともありだと思います。夕食でしっかり飲んで酔ってしまう方は、部屋にもどって布団があった方がありがたいですよね。
花伝抄は旅館ではありませんから、ホテルのスタッフは布団を敷いてくれません。自分たちで敷くことになります。食事のあとに酔っ払いながら、布団を敷くよりは先に敷いておくのをオススメします!
温泉
温泉は、上述した基本情報にも記載した通り、大湯屋男女別2箇所・貸切湯屋5箇所(無料)となっています。
大湯屋
男女別の大湯屋は以下のような感じです。男性用の風呂には内風呂と露天風呂がありました。サウナも乾式と湿式がともにありました。


大湯屋には、以下のようなシャンプーのバイキングがあり、好きなものを使うことができます。

夜間は、湯上処で無料でアイスキャンディーがふるまわれます。朝は、アイスキャンディーに代わり、乳酸菌飲料がふるまわれます。

貸切湯屋5箇所
貸切湯屋は予約はありませんので、空いていれば誰でも利用することができます。貸切湯屋の入口付近に以下のような案内板があります。それぞれの湯の上の部分に「湯浴中」と記載されているランプが分かると思います。使われていなければ、そのランプは消灯しているのですが、それぞれの湯屋を利用するために鍵を閉めると自動的に点灯します。点灯している間はその湯屋は利用できないということになります。

ここで注意が必要なのですが、この5つの貸切湯屋ではシャンプーやトリートメントがありません。それぞれの貸切湯屋の大きさは様々でして、4人家族でしたら全員で入ることのできるサイズのものもあるのですが、シャンプーとトリートメントが無いため、我々の家族はこの湯屋の利用を断念しました。この貸切湯屋でも、ボディーソープは備わっています。
何故、このような形態をとっているのかよく分かりませんが、もしかすると、この貸切湯屋の方は、さまざまな理由で大湯屋に行けない方を対象にしている風呂なのかもしれません。例えば、入れ墨のある方などです。海外の方は入れ墨のある方が多いですが、花伝抄では大湯屋の案内板に入れ墨の方は不可という記載がありました。実際に、私が大湯屋に入っていて、入れ墨のある方は見かけなかったのですが、そういう方々向けにこの貸切湯屋が用意されているのかもしれません。まあ、それでもシャンプーやリンスが無い理由は良くわからないのですが。。
夕食
我々の家族は、以下のプランで宿泊しました。詳しく説明していきます。
プラン:【基本1泊2食プラン】京都×温泉「四季夕膳会席」5ヶ所の貸切風呂は無料!色浴衣レンタル無料(公式サイト特典【ベストレート】【夕食時飲み放題】)
テーブル形式
食事は、2~4人の席で区切られた個室または半個室(150cmくらいの高さの壁で区切られた区画)で食事をします。朝食・夕食共に同じ場所です。尚、我々は以下のように割り当てられました。
初日夕食・・・個室
2日目朝食・・・半個室
2日目夕食・・・個室
3日目朝食・・・個室
半個室でもそれほど周囲は気にならないのですが、朝食については少々問題もあります。
食事
以下は、初日の夕食で提供されたメニューです。

我々は連泊だったのですが、1日目と2日目はメニューが異なりました。その点は配慮されていて、とても良かったと感じています。正直同じメニューだったら嫌だなと思っていたので。メニューを見てもらえば分かる通り、小さなお子さんには少々ウケが悪いかもしれません。。しかし、お子さまでも天ぷらは美味しくいただけると思います。
飲み物(アルコール・ソフトドリンク)も食事もオーダーしてスタッフの方に持ってきてもらう形ですので、立ち上がって取りに行くことはありません。ゆったりと座って食事を楽しむことができます。区画にあるブザーを押せばすぐにオーダーを取りに来てくれます。
量の心配をする必要は無いように思います。。上記のメニューで「お食事」とありますが、各区画に炊飯器が用意されていて、そこからお椀に盛って食べることになります。そこで量の調節が可能です。私も結構食べる方ですが、量に不足は全く感じませんでした。まあ、子どもがあまりおかずを食べずに残していたものを親が食べて処理していたということもあったのかもしれませんが。。
ソフトドリンクもアルコールも飲み放題でした。アルコールは、ビール・サワー・日本酒・焼酎等基本的なものは全てあります。日本酒は冷酒も熱燗も可能ですし、焼酎は芋焼酎と麦焼酎がありました。メニューを撮影してこなくて申し訳ないのですが、飲み放題のメニューとしては不足はないと思います。
夜鳴きそば
共立リゾート、ドーミーインの名物といえば、夜鳴きそばです。我々が宿泊した日は、22:30~23:30の1時間にふるまわれました。しかし、今回の宿泊の中で良くなかったサービスの1つが、この夜鳴きそばでした。

味は問題ありません。いつもの醤油の味です。問題はそこではなく、夜鳴きそばがふるまわれた会場の広さにありました。とても狭かったのです。朝食・夕食で使用されていた大きな食堂ではなくて、小さな部屋でふるまわれたのです。机も6人がけくらいの大きめの机が6~8個くらいでしょうか。正確に覚えていないのですが、とにかく座れる人の数が少ないです。当然、相席になります。
海外の人たちも多く、勝手の分からない状況の中で、みなさん譲り合っていましたが、ちょっとこれはないかな、と思いました。中には、部屋にそばを持って帰って食べている方もいらっしゃいました。それが正解なのかもしれませんが、それにしても狭いです。
下手をすると、順番待ちをしている人を追い越して、席取りをする人も出る始末で、そうするとそばが出来上がるのを待っている人たちが、全く座れなくなってしまうのですね。そのあたりについて、スタッフの人達がアナウンスをして場内整理をしてもらえると良いのですが、そういう配慮が無かったのが残念でした。
朝食
テーブル形式は、夕食と同様に個室か半個室に案内されて、そこで食事を取ります。予め、おかずがテーブルの上に置かれていて、味噌汁もテーブルの上で温めて、その鍋からよそるスタイルです。ご飯は場内の2箇所に用意されていて、そこまで取りに行きます。飲み物もソフトドリンクや牛乳などさまざまなものが用意され、場内の2箇所に取りに行くことになります。ずっと座りっぱなしで食事ができるという落ち着きはありませんが、まあ一般的なビュフェ形式の朝食です。ここまで問題ないのですが、机に予め配置されたもの以外の料理をビュッフェ形式で料理を取りに行くことができるのですが、これが問題です。
とにかく、大勢が並びます。長蛇の列です。料理を取る順番が来るまで結構な時間がかかります。おそらく、海外の方々は予めテーブルに用意された朝食が合わないのではないかと想像しました。みなさん、洋食のおかずを取るために並んでいる様子に見えました。
この点が、夜鳴きそばの件に続いて残念なところでした。
チェックアウト
チェックアウトは、事前精算ができます。チェックアウトが混み合うことは予測できますので、事前精算は必須でしょう。私は、朝食が終わったら事前精算を行いました。そのおかげで、チェックアウトはスムーズでした。
まとめ
いかがでしたでしょうか?花伝抄での宿泊について、できるだけ細かく書きましたので、参考にして頂けたらと思います。私としては、概ね満足しているのですが、夜鳴きそばがもっとも残念な点でした。
また、海外の方々が宿泊客の半分以上を占めているように見えたのですが、その割に館内には英語やその他の言語で案内板のようなものがないのです。スタッフの方々が外国語に熟達しているようにも見えませんでしたし、それならばせめて紙や案内板で外国語による案内をすれば良いのに、それがないので混乱を招いているように見えました。
ということで、概ね満足ですが、少々残念なところがあった京都 嵐山温泉 花伝抄 【共立リゾート】でした。
最後までお読み頂きまして誠にありがとうございました。
